小児ぜんそくとは?
ぜんそくとは、空気の通り道である気道に炎症が起き、気道が狭くなり、発作的に息をするのが苦しくなる病気です。
できるだけ早いうちから、適切な治療を受け、発作が出ないようにコントロールすることが大切です。
主な症状チェックリスト
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小児ぜんそくの治療法
ぜんそくの治療は、①発作時の症状をなおすため、②発作をおこさないように「ぜんそくをコントロールするため」に行います。
重症度や年齢によって治療方法は異なりますが、発作が起こってしまった場合には、気管支拡張薬の吸入や内服などを行います。発作予防には抗ロイコトリエン受容体拮抗薬や吸入ステロイド薬などを使用します。
小児ぜんそく治療で大切なこと
- ① 当院のぜんそく治療の目標
- ・ぜんそくのないお子様と同じような制限のない生活を送れるようになること。
・発作を予防して喘息の合併症を起こさないようにしていくこと。 - ② 本人と周りの人たちが小児ぜんそくについて正しく理解した上で、
適切な環境整備、適切なお薬を使うこと - ③ 治療を途中でやめたりせず、きちんと行うこと
- きちんと治療しないで放って置いたり、治療を途中でやめてしまうと「リモデリング」という気道が硬くなってしまう現象が起こります。 このような事がないように、しっかり治療することが大事です。